カビ除去の調査・ご相談

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Mold Control Guide
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「カビ対策」完全マニュアル

第3章 カビはどこから、なぜ発生するのか?

3.2 主な水分供給源とそのメカニズム


カビ発生の三大要因の中でも、水分は最も直接的かつ支配的な要素です。
室内でカビが発生する背景には、さまざまな形で供給される水分があります。本節では、住宅や建築物において水分がどこから、どのように供給されているのかを、具体的なメカニズムごとに解説します。


このページでわかること
・室内に水分が供給される主な経路
・結露が発生する仕組みと発生しやすい部位
・漏水や施工時水分がカビにつながる理由
・日常生活が水分供給源になる仕組み

1. 結露による水分供給

壁の内部で結露が発生し、カビが生えると気づかないうちに広がっているよ!

結露は、空気中の水蒸気が冷やされた表面で水滴として析出する現象です。温度差が生じることで発生し、室内カビの主要な水分供給源となります。目に見えない壁体内で発生する内部結露は、発見が遅れることで構造材を腐食させ、建物の寿命を縮める原因となります。

表面結露壁・窓表面に発生
内部結露壁体内部で発生

表面結露

表面結露は、窓ガラスや外壁、金属部材など、表面温度が下がりやすい部位で発生します。目視で確認できるため、比較的気づきやすい結露です。カビ臭は、目に見えるカビが確認できなくても発生することがあり、生活環境の異常を知らせるサインとなります。

内部結露

内部結露は、壁の内部や断熱材内部で発生します。外から見えないため発見が遅れやすく、建材内部でカビが進行する原因となります。

2.  漏水による水分供給


漏水はカビ発生リスクが非常に高い!

漏水の種類主な原因
雨漏り屋根・外壁の劣化
給排水管漏水配管の破損・劣化
設備機器漏水エアコン、給湯器

漏水は一時的に止まっても、建材内部に残った水分が長期間影響を及ぼします。

3. 施工時に持ち込まれる水分

建築中の水分が原因でカビが発生することもあるよ!

建築時には、意図せず多量の水分が建物内に持ち込まれることがあります。

水分源内容
コンクリート打設硬化までに長期間水分を保持
建材の初期含水木材・石膏ボードなど

これらの水分が十分に乾燥しないまま使用されると、竣工後早期のカビ発生につながることがあります。

4.生活活動による水蒸気の発生

換気が足りないと結露が出たり、湿度が高くなるよ!

日常生活そのものが、継続的な水分供給源となります。

活動水蒸気発生例
調理沸騰・蒸気
入浴・シャワー大量の水蒸気
洗濯物の室内干し長時間の湿気
加湿器過剰加湿のリスク

換気が不十分な場合、水蒸気は室内に滞留し、結露や高湿度状態を引き起こします。

5.  地下・地盤からの湿気

床下や地下室は地盤の水分が関係してカビ発生のリスクが高いよ!

床下や地下室では、地盤からの水分蒸発が影響する場合があります。

要因影響
地盤湿気床下湿度上昇
防湿不良建物内部への水分侵入

この水分は、床下や壁内部でのカビ発生につながりやすく、気づきにくい特徴があります。

5. まとめ

本節では、室内に水分が供給される主な経路として、結露、漏水、施工時水分、生活活動、地盤由来の湿気について解説しました。カビは、これらの水分供給源が単独で存在する場合だけでなく、複数が重なったときに発生リスクが急激に高まります。そのため、水分の「量」だけでなく、「どこから、どのように供給されているか」を把握することが重要です。

理解度チェック

  • 結露には表面結露と内部結露があり、特に内部結露は発見が遅れやすいこと
  • 漏水は短期間でも大量の水分を建材内部に供給すること
  • 建築時に持ち込まれる水分が、竣工後のカビ発生要因になること
  • 日常生活が継続的な水分供給源になり得ること
  • 地盤や床下からの湿気も、室内カビの原因となること


次節では、水分が滞留しやすくなる要因である「換気不足とカビ発生の関係」について詳しく解説します。

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