カビ問題を根本から解決するためには、カビ菌や発生要因の特定を行う必要があります。そのためにも、カビバスターズでは様々な調査・検査を経て、カビの実態を見える化していきます。
カビの除去作業前には、現地調査、含水率測定、落下菌検査、付着菌検査を行って検査結果をまとめた報告書を提出します。除去作業後は再び落下菌検査を行ってカビの減少を確認し、減少が確認できれば作業完了となります。この他にもカビの発生要因の解決のご提案などを行っていますので、詳しい施工の流れはこちらをご確認ください。
まずは現地調査にてカビの被害状況を確認します。目視できる範囲でカビが発生している箇所や範囲を把握していきます。カビが発生すると回りやすい床下やエアコンなども合わせて確認を行います。
含水率計を使用してカビが発生している素材深部の含水率(水分量)を調査します。計測器に表示された数値を見て、カビの汚染範囲の予測を行うことが可能になります。
木材 | 乾燥 | カビの発生 | 不朽 |
---|---|---|---|
寄木の床 | 6 – 8 | 18 – 20 | 28以上 |
家具 木材(室内) | 6 – 9 | ||
ドア / 窓(室内) | 12 – 15 |
落下菌検査は、空間がどれくらいカビに汚染されているのかを調べることができ、汚染しているカビの量をレベル表示します。どのくらいのカビ胞子が浮遊落下し、どんなリスクがあるのか知ることができます。カビバスターズでは除菌作業前と後で落下菌検査を行い、カビの減少を確認します。
洗浄度レベル | 一般生菌数 | 判定 | 結果の解釈 | 所見 |
---|---|---|---|---|
レベル1 | 検出せず | – | 非常に清潔 | 優 |
レベル2 | 5個未満 | ± | 軽度の汚染 | 良 |
レベル3 | 14個未満 | + | 汚染 | 可 |
レベル4 | 14個以上 | ++ | やや激しい汚染 | 要改善 |
付着菌検査は柔らかい寒天のスタンプを対象箇所に軽く押し当てて、菌を採取します。採取した菌は専用の培養器で120時間菌を培養したのちに顕微鏡やマイクロスコープにて菌を確認し、カビ菌の種類を特定します。おおまかな種類だけでなく、より詳細な種別の特定も可能です。カビ菌の種類を詳細に特定することで、そのカビによるアレルギーや健康被害など様々なリスクを知ることができます。
ご依頼を受けてから現地調査、含水率測定、落下菌検査、付着菌検査まで行い、それらの検査結果を写真付きの報告書としてお客様に提出しています。報告書は上への稟議を通す時や第三者に渡して交渉するときなどにご活用ください。
カビ問題を根本から除去するには、カビによる被害状況や範囲、カビ菌の特定を行うとともに、カビの発生要因まで解決することが重要です。カビバスターズ名古屋では含水率測定や落下菌検査、付着菌検査と様々な調査・検査にてカビを徹底的に見える化し、発生要因からカビを除去します。カビは人体への健康被害も引き起こしますので悪化する前に早めの対処を行いましょう。
次は調査・検査からカビ除去までの流れをご紹介します。
カビ除去の流れ