その正体と生態
健康・建物・環境への影響
カビ問題への適切な対策を行うためには、感覚的な判断だけでなく、状況を客観的に把握するための調査と診断が不可欠です。本節では、カビ汚染調査の目的を明確にし、調査がどのような手順で進められるのか、その全体像を解説します。
このページでわかること
・カビ汚染調査を行う目的
・調査と診断を分けて考える理由
・カビ調査の基本的な流れ
・調査結果が対策にどうつながるのか
1. 換気の基本的な役割
カビの汚染状況を把握しなければ、すぐ再発するよ!
カビ調査の目的は、単に「カビがあるかどうか」を確認することではありません。調査では、次の点を明らかにすることが重要です。

| 調査目的 | 内容 |
| 汚染の有無 | カビ発生の確認 |
| 汚染範囲 | どこまで広がっているか |
| 汚染レベル | 程度・深刻さ |
| 発生原因 | 水分・構造・換気など |
これらを把握することで、的確で再発しにくい対策を立案することが可能になります。
カビ対策には調査と診断が大切だよ!
カビ対策では、「調査」と「診断」を区別して考えることが重要です。

| 調査 | 現状を客観的に把握する |
| 診断 | 調査結果から原因を推定する |
調査は事実確認、診断はその結果をもとにした原因の整理と判断であり、両者を組み合わせることで対策の精度が高まります。
状況に合わせて、少しずつ段階を踏んで調べていくのが大事!
カビ汚染調査は、段階的に進めることで、無駄や見落としを防ぐことができます。

| ステップ | 内容 |
| ① 事前情報収集 | 建物情報・使用状況 |
| ② 現地確認 | 目視・臭気確認 |
| ③ 簡易測定 | 温湿度・水分 |
| ④ 詳細調査 | 必要に応じた測定・分析 |
| ⑤ 評価・診断 | 原因整理・方針検討 |
すべての現場で高度な調査が必要になるわけではなく、状況に応じた段階的な対応が重要です。
調査をすることで必要な対策がわかるよ!
調査を行わずに対策を進めると、以下のような問題が起こりやすくなります。
調査結果をもとに原因を整理することで、必要な対策を、必要な範囲で行うことが可能になります。
本節では、カビ汚染調査の目的と基本的な進め方について解説しました。
カビ調査は、単なる確認作業ではなく、発生原因を特定し、適切な対策につなげるための重要なプロセスです。調査と診断を段階的に行うことで、無駄や再発を防ぐことができます。
理解度チェック
次節では、調査の第一段階となる「状況把握とヒアリング」について、より具体的に解説します。